みみの症状
みみの症状｜倉澤耳鼻咽喉科｜JR三田駅徒歩6分｜兵庫県三田市高次1丁目の耳鼻咽喉科
〒669-1512兵庫県三田市高次1丁目12-13
準備中
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みみの症状
耳は「音を聞く（聴覚）」と「体のバランスを保つ（平衡感覚）」の役割を持っています。大きく分けて外耳・中耳・内耳の3つの部分があります。
外耳は音を集めて中耳へ伝える役割があります。
耳介（じかい）
音を集める「耳たぶ」の部分
外耳道（がいじどう）
音を鼓膜まで導くトンネル
鼓膜（こまく）
音の振動をキャッチする薄い膜
中耳は鼓膜の振動を増幅し、内耳へ伝える役割があります。
耳小骨（じしょうこつ）
ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨の3つの小さな骨で、振動を伝える
耳管（じかん）
鼻とつながる管で、気圧の調整を行う（耳抜きで調整される部分）
内耳は、音を電気信号に変え、脳へ送る役割と体のバランスを調整する役割を持っています。
蝸牛（かぎゅう）
音を電気信号に変換し、聴神経を通じて脳へ送る
前庭（ぜんてい）・三半規管（さんはんきかん）
体のバランスを保つセンサー（頭の動きを感知）
耳は「聞く」だけでなく、「体のバランス」も支える大切な器官です！
耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」と呼ばれる部分に炎症が起こる病気です。いわゆる「耳のかゆみ」「耳の痛み」が出る原因のひとつです。
外耳道の皮膚はとてもデリケートで、ちょっとした刺激でも傷がつき、そこに細菌などが入ることで炎症が起きます。
耳の中の皮膚の赤み、腫れ、耳だれの有無を観察します
細菌検査でどんな菌が原因かを調べることがあります
症状が強い場合や慢性化している場合に行うことがあります
耳の中の汚れや耳だれを取り除いて、通気性をよくします。
抗菌薬やステロイドの点耳薬で炎症や感染を抑えます。※菌の種類によっては抗真菌薬を使うこともあります。
炎症が強く、痛みが強い場合は抗生物質や痛み止めを飲むこともあります。
治療と同時に、再発や悪化を防ぐための生活指導も重要です。
次のような症状があれば、早めの受診をおすすめします。
軽い外耳道炎は自然に治ることもありますが、放置すると悪化したり、慢性化して治りにくくなることもあるため、気になる症状があれば早めに耳鼻科を受診することが大切です。
耳の穴（外耳道）にカビ（真菌）が感染して炎症を起こす病気です。湿気や耳の中の状態によってカビが繁殖しやすくなります。外耳道炎の中でも真菌が原因の特殊なタイプです。
※かゆみが主な症状で、痛みは軽いか、ないことが多いのが細菌性の外耳炎との違いです。
外耳道内がカビ（真菌）にとって繁殖しやすい環境になることが発症の原因です。
白や黒、灰色のカビのかたまりが見えることがあります。特徴的な所見である程度診断がつきます。
耳だれを採取して、どの真菌かを調べる場合があります。
真菌のかたまりや耳だれをしっかり取り除くのが治療の基本。耳鼻科での処置が最も重要です。
真菌に効く点耳薬（抗真菌薬）を使います。必要に応じて軟膏を耳の中に塗布します。
再発しやすいため、1回の治療で終わらず、数回の通院で経過を見ながら治療します。※ステロイド剤の使いすぎが原因になっている場合は中止することもあります。
外耳道真菌症は、なかなか自分では治せない病気です。市販の抗菌薬の点耳薬では改善せず、かえって悪化することもあるため、自己判断で薬を使う前に耳鼻科で診断を受けることが大切です。
耳あか（耳垢）が外耳道につまってしまう状態のことです。耳あかは本来、自然に外に出る仕組みですが、何らかの理由でたまりすぎると、音の通り道をふさいでしまいます。
※痛みやかゆみはないことが多いですが、耳垢が湿っていたり、炎症を伴っていると軽い痛みを感じることもあります。
耳垢が自然に排出されず、外耳道にたまりすぎることで起こります。
耳の中を直接観察して、耳垢の状態（乾いたもの／湿ったもの、大きさ、硬さ）を確認します。
耳垢による聞こえの低下がどの程度か調べることもあります。
耳鼻科では、専用の器具や吸引装置、洗浄によって耳垢を安全に除去します。硬くて奥にある場合は、耳垢を柔らかくする薬（耳垢水）を使用することもあります。
湿性耳垢や炎症を伴っている場合は、軽い点耳薬を使うこともあります。
※自己流で無理に取ろうとすると、鼓膜を傷つける危険性があるため、耳鼻科での処置が安心・確実です。
耳垢は「汚れ」ではなく、外耳道を保護する役割もある大切なものです。完全に取る必要はなく、取りすぎにも注意が必要です。
自分で掃除しても不快感が取れないときは、無理せず耳鼻科へご相談ください。たった数分の処置でスッキリ聞こえるようになることも多いです。
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